正しいスキンケア◎お肌に有効な化粧水成分を効能別に紹介します!
化粧水のメイン成分は水なのですが、他にも化粧水には様々な成分が配合されています。どの成分がどのような効能があって、どんな時のスキンケアで、どの成分配合の化粧水を使えば良いのか、正確に把握している方は少ないのかもしれません?そこで効能別に化粧水成分を解説します。
[表示する]
女性ホルモン様作用とは?
女性ホルモン様作用とは、女性ホルモン(エストロゲン)とイソフラボンは分子構造がよく似ていて、体内でエストロゲンと同じ様な働きをするのではないかと注目されている成分です。
化粧水成分・大豆エキス
大豆からとれるイソフラボンは、女性ホルモンと同じ様な働きがあります。欧米人の女性に比べて、日本人女性は納豆や豆腐なのどの大豆製品をより多く摂取するので欧米人女性より更年期症状が軽いといわれています。今、海外でも注目の化粧水成分。
化粧水成分・レッドクローバーエキス
レッドクローバー(アカツメクサ)にも、イソフラボンが沢山含まれています。民間療法として昔から湿疹や軽いやけどの治療に利用されてきました。化粧水成分として表記されるときは、『アカツメクサ花エキス』と表記されます。
化粧水成分・イリス根エキス
シロバナイリスというアヤメの一種の根から注出したエキス。女性ホルモン様作用の他、コラーゲン分解酵素やエラスチン分解酵素の活性を抑える効果がある化粧水成分。
化粧水成分・ブエラリア・ミリフィカエキス
ブエラリア・ミリフィカは、タイ北西部の山岳地帯に自生する植物。イソフラボンの含有率が大豆の40倍といわれ、その根から抽出したエキスは化粧水成分の他、バストアップのサプリメントとしても利用されています。
コラーゲン生成作用
年齢を重ねるとお肌の中の真皮のコラーゲンの量が減少します。コラーゲンの量が減るとお肌の弾力がなくなり、たるみやシワの原因になります。コラーゲンは水を吸着する保湿効果があり化粧水成分として利用されます。
化粧水成分・ビタミンC誘導体
ビタミンCにはコラーゲン分解を抑制する作用があり、反面、皮膚細胞に働きかけコラーゲン生成を促進する作用もあります。しかしビタミンCは、そのままではお肌に吸収され難くくソコを改善したのが、ビタミンC誘導体で化粧水成分としてBESTマッチの成分です。
化粧水成分・酵母エキス
ダイエットに良いと注目を浴びたビール酵母。酵母エキスは、ビールの他にもパンやワイン、日本酒、等、食文化に欠かせない成分です。真皮と基底膜を密着させて肌の弾力を取り戻すのに効果を発揮します。お酒から出来る酵母はコウジ酸と共に、近年、化粧水成分としても注目を集めています。
化粧水成分・クスノハガシワ樹皮エキス
クスノハガシワは、亜熱帯密林に生息する植物。この樹皮エキスは、ネパールでは咳止めや便秘薬として用いられており、近年コラーゲン生成を促進する効果が確認され、化粧水成分として利用されています。
化粧水成分・ヒドロキシブロリン
コラーゲンは線維芽細胞によって生成されます、その際に材料として必要なのがヒドロキシブロリン。サプリメントや化粧水成分として利用され、アンチエイジング効果が期待出来ます。
細胞賦活作用とは?
細胞賦活作用とは、シミもシワもお肌の乾燥も皮膚がダメージを受けている状態です。ダメージを受けた皮膚を修復するには、細胞全体を保護して活性化しなければなりません。そこで皮膚の細胞に働きかける細胞賦活作用のある成分が化粧水成分に利用されます。
化粧水成分・エコンザイムQ10
人体を構成する細胞の活性化のお手伝いをしているのがコエンザイムQ10。加齢とともにエコンザイムQ10は産生力は大きく低下していきます。そこで医薬品やサプリメントとして利用されています。近年、化粧水成分としても注目を集めています。
化粧水成分・アルテミアエキス
アルテミアエキスとは、通称「シーモンキー」といわれる海洋プランクトンの卵から抽出したエキスです。紫外線のダメージから遺伝子を守ったり、アンチエイジング効果が期待できる化粧水成分です。
化粧水成分・アロエベラエキス
アロエは古来より民間療法に用いられており、火傷や日焼け後のスキンケアにも利用されています。アロエベラエキスは、アロエの葉の中のゲル状の部分から抽出します。光老化を防ぐ効果が高くシミ予防に有効な為。多くの化粧水に成分として含まれています。
化粧水成分・DSHC
ジメチルシラノールヒアルロネート(DSHC)は、シラノールとヒアルロン酸の縮合成分。保湿力に優れ、細胞活性化に効果的で化粧水成分として利用されています。
保湿は水分を逃がさない
どんな化粧水を付けても化粧水成分は大半が水ですので、化粧水をお肌に付ければ水分がお肌に付着してお肌は濡れた状態です。しかし濡れただけでは後は水分が蒸発するだけで、保湿している事にはなりません。水分を逃がさないのが保湿化粧水です。
化粧水成分・トレハロース
イワヒバという砂漠に生息する植物は、何ヶ月間も雨が降らなくても生息できます。このイワヒバの葉の中にトレハロースが含まれており、水分のキープ力に優れています。この水分のキープ力に着目して近年、トレハロースは化粧水成分として利用されています。
化粧水成分・ヒアルロン酸
保湿化粧水成分としてお馴染みのヒアルロン酸。ヒアルロン酸は人体の中でも生成されます。しかしコチラも加齢とともに生成能力が低下していきます。大人の皮膚のヒアルロン酸は赤ちゃんの20分の1程度といわれます。保湿化粧水で補いましょう。
化粧水成分・セラミド
お肌の中で水分を保っているのは、セラミドの働きによるところが大きく、保湿に重要な化粧水成分がセラミドです。セラミドによってお肌の細胞間が満たされていれば、潤いのあるプルプルのお肌がキープできます。
化粧水成分・アケビ茎エキス
アケビの茎から抽出した化粧水成分がアケビ茎エキス。皮膚自身は自ら潤い成分のNMFを造ります。アケビ茎エキスはこのNMF生成を補う作用があり、古くなった角質をやわらかくする効果もあります。
抗酸化でお肌復活!
活性酸素はお肌の潤い低下だけでなく、人体全体を錆びつかせてビューティー&ヘルス双方に悪影響を及ぼします。抗酸化作用のある化粧水成分でお肌のサビを落としましょう。
化粧水成分・ビタミンE
ビタミンEは、活性酸素除去に有効なビタミンとして知られています。なのでビタミンEのサプリメントは飲むスキンケアと言われる程です。お肌にうるおいを与える化粧水成分としても有効です。
化粧水成分・オリーブ葉エキス
健康に良い食用油として近年、日本でも人気のオリーブオイル。オリーブ葉エキスは、オリーブの葉から抽出したエキスを化粧水成分として利用します。抗酸化作用の他にも炎症やアレルギーを抑制する効果があります。
化粧水成分・ぺカン殻エキス
アメリカ原産のクルミの一種、ペカンの実の種子の殻を熱水で抽出したのがぺカン殻エキス。主成分はフラボノイドで抗酸化作用に優れ、消臭効果もあり化粧水成分としても利用されます。
化粧水成分・ピクノジェノール
フランスの大西洋沿岸の松樹皮から抽出したエキスがピクノジェノール。コラーゲンやエラスチンと結合して、抗酸化作用を高めアンチエイジング効果が期待できます。化粧水成分の他にもサプリメントなど食品としても利用されています。
化粧水の成分は水が殆どで大半が蒸発してしまいます。中には美肌キープに有効な成分もあります。化粧品の成分は日々開発&研究がなされており、化粧水成分は濃度が抑えられている為、その成分がご自分のお肌に合っているか?テストケースとして導入するのも有効です。