〔朝洗顔しない〕なんてあり?いまどきの正しい朝のスキンケア術
朝のスキンケア、どうしていますか。朝は洗顔しない方、朝からしっかり泡洗顔の方、どちらもこの機会に朝のスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか。朝から泡洗顔する理由、朝洗顔しない方へおすすめのスキンケアなど、いまどきの正しい朝のスキンケアを紹介します。
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過半数が「朝洗顔しない」派!
朝は石鹸などでわざわざ洗顔しない、水で洗うだけでじゅうぶんでしょ?
こう思っている人が多いそうです。
「お湯または水でのみ洗顔をし、洗顔料を使わない」という人が64%にも上っています。さらに「洗顔自体しない」という人が5%と、少数ですがいました。
朝、洗顔料を使って洗顔をするという人は31%だそうです。
意外と少ないのですね。
朝にきちんと洗顔しないままだと、実はお肌にマイナスです。
寝ている間「寝汗+ほこり」で毛穴汚れ
「人は寝ている間にコップ1杯以上の汗をかく」といわれるほど、寝ている間は汗をかいています。
その汗に空気中の小さなホコリや寝具のゴミなどがついて、お肌は意外と汚れているのです。
朝洗顔しないでいると、この汚れがついたままで過ごすことに。
汚れがついたままでメイクをしても、ノリが悪そうですね。
だから、朝の洗顔も洗顔料を使うということなのですね。
お肌の汚れには、肌表面についた「表面の汚れ」と、毛穴から出る皮脂とくっついた「毛穴の汚れ」とがあります。
水洗いで落ちるのは「表面の汚れ」だけ。
きちんと泡洗顔しないと、毛穴の汚れは落ちないものなのです。
「毛穴汚れ」の正体は、皮脂+ホコリ。
毛穴に皮脂がたまる⇒毛穴開き
皮脂+ホコリ⇒毛穴の黒ずみ
ここまでわかったら、汚れは取りたいですね。
朝の洗顔しない派の方必見、朝洗顔のメリットを紹介します。
ポイントは「ふわふわな泡」
しっかり泡立てたきめ細かい泡は、肌に優しいだけでなく、洗い流しやすいというメリットもあります。
つまり、朝の洗面所での洗顔は、流しやすい泡で洗うのが時短、急がば回れということですね。
泡洗顔で肌トーンがアップ!
お水だけでは落ちきれない皮脂汚れや毛穴汚れを、ふわふわの泡が吸着してくれるので、しっかり朝洗顔したお肌は、いつもよりもトーンがアップします。
汚れをしっかり落としてスキンケア効果もアップ!
毛穴汚れがしっかり落ちれば、その分化粧水や乳液の成分がぐんぐん浸み込みます。
朝洗顔しないときよりも高いスキンケア効果が期待できます。
朝から泡洗顔をするのが大事なのはわかったけれど…
洗顔しない派にもそれなりの理由があるのです。
乾燥肌だから
皮脂は肌の中の水分が蒸発しないように油膜でフタをする役割です。
洗顔しすぎないことは、皮脂の取り過ぎを予防して乾燥肌を改善させるといいます。
朝は忙しいから
お出かけ前の朝は忙しい。
朝から泡で丁寧に洗顔するなんて…そんな時間はない!という主張です。
「朝洗顔しない美容法」を実践しているから
洗顔しないと話題になっている芸能人の梨花さん、黒木瞳さん、石田ゆり子さん、平子理沙さんなども、実際のところは洗顔しています。朝に関しての話ですが、梨花さん、黒木瞳さん、石田ゆり子さんはぬるま湯や水のみで顔を洗い、平子理沙さんは蒸しタオルで数回顔を抑えているだけだそうです。
朝に洗顔をしない美容法は名前だけ聞くと「朝は洗顔を全くしない」と思いがちですが、実際のところは「朝の洗顔には洗顔フォームや石けんを使わない」というのが正しい方法です。
あえて泡を使った洗顔をしないのであり、「全く洗顔しない」とは違います。
「朝洗顔しない」人の、正しいスキンケアを紹介します。
朝の洗顔=汚れとりは、蒸しタオルを顔に3〜4回当てるだけ、という美容法です。
目の充血が取れて、血行がよくなることで肌色がキレイに見えるようになります。
スチーマーや蒸しタオルを使って蒸気を当てると、毛穴が開いて皮脂やメイク汚れなどが浮き上がります。
2分から3分程度蒸気を当てたら、乾いたタオルで顔を拭いて汚れをふき取れば終了です。洗い流す必要がないので、このまま化粧水や乳液を使って大丈夫です。
スチーマーがなくても、蒸しタオルなら誰でもできますね。
朝洗顔するかわりに、たっぷりの化粧水を染ませたコットンで、力を入れずにお肌の汚れを拭き取りましょう。
化粧落としにも拭き取り派と洗顔派があるのと同じですね。
拭き取り式は便利ですが、肌を傷つける可能性もあるため、泡洗顔と同じく、優しく優しくを心がけましょう。
それでは、朝の洗顔は、どうすればベストなのでしょう。
朝は洗顔しない人も、洗顔している人も、肌へのアプローチは正しいでしょうか。
そこで、正しい洗顔と洗顔後のケアの順番をまとめます。
①泡洗顔する人は「ふわふわの泡で」
しつこいですが、朝洗顔派は「ふわふわの泡」で洗いましょう。
ここで注意。画像のように頬から洗顔は間違いです。
泡を乗せるのは皮脂分泌量や毛穴の多いTゾーンから。
乾燥しやすい目元・頬は最後に泡を軽く乗せて、すぐにすすぎましょう。
②水かぬるま湯で洗う
いわゆる「朝洗顔しない」人はここからスタートです。
泡洗顔の人も、泡をつけない人も、できればぬるま湯を使いましょう。
お湯はNG。必要な皮脂まで落ちてしまって乾燥の原因になります。
寒い朝でも、体温以上のお湯を使うのは避けましょう。
③柔らかいタオルで優しくドライ
常識ですが、洗顔後の肌は柔らかいタオルで、優しく水分を吸い取ります。
レディはゴシゴシこすりません。
摩擦によってシワや乾燥の原因を作らないように。
また、繊維が硬くなった古いタオルもやめましょう。
④化粧水パッティングでしっかり保湿
きれいな肌に化粧水をたっぷり浸透させて、しっかり保湿しましょう。
手で直接ではなく、コットンを使って優しくパッティングしてあげた方が、肌への浸透率が高いということも、皆さんご存知ですよね。
⑤乳液でコーティング
最後に乳液でお肌のうるおいをコーティングすれば、朝のスキンケアは完了です。
メイク前の乳液はべたつくから苦手…という人は、量が多すぎるのかもしれません。
朝の乳液は、夜使う量の半分の量で十分です。
朝洗顔について、いかがでしたか。
朝洗顔する・しない、どちらの主張も、きれいなお肌になるための努力だということがよくわかりました。
朝洗顔しない派の人も、たまに泡洗顔をしてみるのも気分が変わりますよ。
また、泡洗顔の方も、蒸しタオルや拭き取り化粧水の方法を試してみてはいかがでしょう。
いろいろな美容法を試すことで、お肌のコンデションをUPしてくださいね。