2015/11/19 更新
足がカサカサ!足の裏はなぜ乾燥しやすいのか。原因と対策とケア方法
足の裏はとても乾燥しやすく、厚くてカサカサになりやすいですね。足の裏は何故乾燥しやすいのかご存知でしたか?乾燥だけではなく水虫になっているなんて悲劇も・・・そして足裏の乾燥や角質などは、体の不調を知らせるサインでもあるとか。乾燥しがちな足の裏で自分の体を知ろう
[表示する]
なぜ足の裏は乾燥しやすい?
通常、皮膚は皮脂腺から出る皮脂によって皮脂膜を形成し、水分を保持し肌の潤いを保っています。ところが、足の裏には汗腺はたくさんありますが、皮脂腺はありません。これに加え、からだの末端にある手足には水分が行き届きにくいこともあり、足の裏はもともと乾燥しやすい場所といえます。
さらに、冬はこたつやホットカーペットなどの暖気が、夏は冷房による空気の乾燥が、皮膚の乾燥を進ませてしまいます。 また、加齢による皮膚の保水力の低下も皮膚の乾燥の一因となります。
なぜ足の裏の角質は厚くなる?
足の裏やかかとは地面に最初に着き、からだの全体重を支えている場所。足の裏には相当の衝動と圧力が継続的に加わります。すると、外部からの刺激に対しからだを守ろうとする防御反応が生じ、皮膚の表面が厚く硬くなっていきます。こうして厚くなった皮膚が角質層と呼ばれるのです。
そのほか、雑菌の繁殖が原因で角質が厚くなる場合も。白癬菌という菌が原因で起きる感染症「水虫」には、角質増殖型というタイプがあり、かゆみはほとんどなく足裏から足のふちまでガサガサして厚く硬くなります。
ガサガサを放っておくと・・・
このように、ただでさえ乾燥しやすい「かかと」。お手入れを怠っていると、皮膚の乾燥がどんどん加速し、あっという間にガサガサに。するとガサガサになった皮膚が角質化して表面の細胞に水分がより行き渡らなくなり、角質がもろくなってひび割れたり亀裂が入ってしまいます。悪化すると、さらに深く裂けて出血や痛みを伴うひどいひび割れになる恐れも。
やっぱり足の裏は乾燥しやすいのですね!そして乾燥を放っておくと、角質が出来て悪化するという悪循環。さらには水虫にまで発展するなんて恐ろしいです。たかが足の裏、外からは見えないなんて思っていると大変なことになりかねません。
子供の足の裏は美しい
比較的健康なのと、ストレスなどもあまりないからでしょうか。いつからガサガサになってしまったのでしょうね・・・
足の裏の乾燥で分かる体調不良
かかとの部分は、骨盤内の臓器にあたります。女性は子宮や卵巣、男性は前立腺など。。なので、かかとに厚い角質があるということは、その部分が弱っているサイン
長い間腎臓に負担をかけてきたため、慢性的に体調がすぐれない人に多くみられます。最大の原因は体全体の疲労ですが、薬やサプリメントの過剰摂取の可能性もあります。これらを体内に吸収する際に腎臓に負担がかかるためです。
足裏は体の状態を表す鏡!自律神経の乱れも関係していたり、ストレスが原因であったりもするらしですよ!足の裏は反射区がたくさんありますが、見た目の状態でも体調が分かるなんてすごいですよね。
かかとの荒れを重症化させる要因
季節的な乾燥」「暖房器具」といった乾燥のほか、底の薄い靴を履いて「足裏が衝撃を受ける」こと、削りすぎなどの「間違ったケア」などの外的要因もある。また、「加齢」や「体質」なども原因になるという。
余分な角質を取る
週に2~3回程度、入浴後、角質がやわらかくなったところで、しっかり乾燥させてから、やすりか軽石などでやさしく削りましょう。ただし、削りすぎると皮膚が痛むだけでなく、からだの防衛本能が働いて逆に角質化を進めてしまうので注意が必要です。
クリームで保湿&マッサージ
余分な角質を削ったら、ぬるま湯で洗い、水気をよく拭き取ってから、たっぷりのクリームで保湿しましょう。殺菌効果のあるクリームを塗ってから保湿クリームを塗ると水虫菌などを殺菌できてより効果的といえます。
さらにクリームを塗りながら足つぼマッサージ(※)をすると血流がよくなり、新陳代謝を高めるので冷えにも有効です。保湿クリームは手や全身用クリームでもかまいません。皮膚の新陳代謝を高めるビタミンA、血行を良くするビタミンE、水分を保持する作用のある尿素入りのものなどがありますが、安価の白色ワセリンでも問題ありません。
靴下で保護
保湿をしたあとは靴下を履いて保護してあげましょう。これにより保湿剤の有効成分が浸透しやすくなります。素材は蒸れにくい絹やもめん、サポート力が強すぎず、足の指が自由に動かせる五本指の靴下がオススメです。
クリーム&マッサージは基本ですね。こちらは寒い冬なんて乾燥だけではなく、血行も良くなり、一石二鳥のケア方法です。足の裏って強いイメージだから、つい放っておいてしまいますが、靴下で保護したり、他の部位と同様のケアが必要なんですね。
角質増殖型の水虫とは
一般的に知られている水虫は、患部がジュクジュクした強いかゆみが伴う症状のイメージがあります。しかし角質増殖型の水虫は、それらとは全く逆の症状が現れます。例えば足が白くカサカサしている、足の裏の皮が分厚くなった、足の裏の皮がむけるなどの症状があります。
角質増殖型水虫は乾燥やひび割れなどと勘違いしやすく、水虫の症状と気づかない方も多いです。そのため、そのまま放置してしまい、出血を伴うひび割れや他の部位に感染するなどのケースが多いです。
カサカサ水虫の症状をチェック
①ジクジクした、もしくは水泡の症状が出たことがある
②爪が白く濁っている
③足裏の皮がポロポロと剥けてくる
④足の裏が粉をふいたような感じになっている
⑤かかと周辺の皮膚が分厚くゴワゴワしている
⑥足の裏が乾燥して、ひび割れやすい
角質増殖型水虫の治療法
角質増殖型の場合、内服薬で治療するのが第一優先です。水虫の治療薬と言えば塗り薬というイメージがあるかもしれませんが、角質増殖型の水虫や爪水虫など硬い部分などには塗り薬は浸透しづらく、内服薬を使って内側から治療していきます。
水虫のイメージは「患部がジュクジュクした強いかゆみが伴う症状」ですよね!!乾燥してかさかさしたり、皮が厚かったり、皮がめくれたり・・・。結構思い当たるふしがあって、怖くなってきました
・・・。
足の裏の乾燥(かかと)ケア・ステップ1
まずはお風呂などでお湯につかり、角質を柔らかくする。
足の裏の乾燥(かかと)ケア・ステップ2
分厚くなった角質を取り除く。
ここでゴシゴシと刺激を与えないように注意!
かかと専用のヤスリを使えば力を入れなくても簡単に角質を取り除くことができます。
余分な角質を除いてから、化粧水で足の裏を柔らかくし、そこへクリームで保湿。さらに靴下でガード!これならかかとが十分保湿されるのは言うまでもありませんね。今までの人生にこんなに、かかとをケアしたことがありますか?一度試してみると全然違いますね、きっと。
赤ちゃんの頃の足の裏
赤ちゃんは足の裏だけでなく、お肌がすべすべ!そして柔らかい!みんな元々こうなんです。
いかがでしたか?足の裏の乾燥について、原因やケア方法をまとめてみました。足の裏は反射区がたくさんあるのは有名ですが、見た目の状態でも体調が分かるなんて、足の裏って地味なのに結構すごいんです。今日から足の裏に注目ですね。足の裏でもっと自分を知ってみましょう。