記事ID78997のサムネイル画像

【シミ対策】美白に効くと言われるトラネキサム酸について【美白】

巷で、美白・シミの改善に効くと言われている「トラネキサム酸」という成分をご存知ですか?トラネキサム酸にはメラニンの生成を抑制する作用があるとされています。今回はその「トラネキサム酸」についてくわしくまとめました。美白におすすめの配合製品などもご紹介します。

美白に効く?!トラネキサム酸とは?

トラネキサム酸とは?

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、抗炎症・抗アレルギー効果や止血効果を持っており、もともとは湿疹・じんましんの治療や出血を止める目的などで長く医療の現場で用いられています。

肝斑の治療にも

1979年にトラネキサム酸による肝斑への改善効果が報告されたことで、肝斑治療にも治療薬としても使用されるようになりました。

現在は、成分含有量に差はありますが、肝斑改善を目的にした薬をはじめ、シミ、そばかす治療のための内服薬、美白効果を謳った化粧水なども登場しています。

なぜトラネキサム酸が美白に効くのか?

トラネキサム酸の特徴、抗プラスミン作用

肌が紫外線等の刺激を受けると、メラノサイトにメラニン色素を作るための情報が伝達されます。
その際に、トラネキサム酸は、シミを発生させるプロスタグランジンという物質の伝達を阻害するので、メラニン生成が抑制されるのです。

肝斑の仕組みは、メラノサイトが活性化すると生じると考えられていますが、メラノサイトの活性化を促進させる物質として、プラスミンという物質があります。プラスミンは、たんぱく質を分解する酵素で、血液を溶かすはたらきがあり、アレルギーや炎症の原因ともなります。

トラネキサム酸は抗プラスミン作用を持ち、メラニンが作られる前の段階でメラノサイトの活性化をブロックし、肝斑の発症を抑えると考えられています。つまり、シミができる初期の段階からシミが作られるのを防ぐため、美白に効果があるとされるのです。

肝斑を改善・予防する市販薬

トランシーノ

トランシーノは、これまでの『病気を治すための薬』ではなく、シミ(肝斑)を改善する美白専用薬として、薬局やドラッグストアで販売されています。

トラネキサム酸を服用するにあたっての注意点や副作用。

美白に効果が期待できるトラネキサム酸は、安全性が高い薬で、副作用はほとんどないとされています。

トラネキサム酸の副作用

しかし、トラネキサム酸の服用で、ごくまれに、食欲不振や吐き気が出ることがあるとされています。その場合は医師に相談しましょう。

トラネキサム酸のその他の副作用として、胸やけ、嘔吐、眠気、発疹などがあります。妊娠・授乳中の方は、医師や薬剤師にその旨を必ず伝えましょう。

服用してはいけない人

トラネキサム酸には血液が溶けるのを防ぐ効果があるため、血栓ができやすい病気の人は必ず医師に相談しましょう。


心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎などの症状がある人、または術後などで日中も寝た状態の人、圧迫止血の処置中の人、腎不全の人などもトラネキサム酸の服用には要注意です。

目指せ美白!トラネキサム酸配合のスキンケア製品。

トラネキサム酸は飲むと効果が得られますが、同様に肌に塗ることでも美白効果が期待できます。
美白のためにトラネキサム酸が配合されたスキンケア製品を試してみはいかがでしょう?

塗るトランシーノ

トランシーノ 薬用ホワイトニングクリアローションには
〇美白有効成分トラネキサム酸による「根本美白」
〇透明感あふれる角質層へのアプローチ「即攻ブライトニング」
〇角質柔軟成分※1配合 〜ターンオーバーサポート 〜
〇みずみずしい使用感とうるおい実感
〇肌へのやさしさを考えた処方
など、大きな5つの特徴が。

トランシーノのスキンケアには、他にも美白を目的としたクリームや美容液などがあります。美白以外に、保湿成分もしっかり配合されていますので、おすすめです。

資生堂 HAKU

資生堂が開発した2つの美白有効成分
「4MSK」と「m-トラネキサム酸」を配合。「アンダーシールダー」が、シミができる肌を整え、2つの美白有効成分を肌の奥までしっかり届け、全方向から効かせます。

・4MSK
メラニン色素の過剰生成を効果的に抑制。
・m-トラネキサム酸
メラノサイトの活性化を効果的に抑える。
・アンダーシールダー
(ホワイトリリー・塩酸グルコサミン、グリセリン(整肌、保護))シミの発生を抑制。

資生堂 アクアレーベル

資生堂が開発した美白成分で、厚生労働省認可のm-トラネキサム酸配合の化粧水です。
そばかすの元となるメラニン色素の増加を防いで美白効果を高めるとともに、Wヒアルロン酸が角層内部をうるおいで満たしてくれます。

こちらはコンビニやドラッグストアで簡単に手に入り、かつとってもお手軽なお値段ですので、コットンパックなんかにも気兼ねなくたっぷりお使いいただけます。美白のお手軽手段として、試してみてはいかがでしょう?

持田ヘルスケア B.K.AGE

「コラージュ B.K.AGE」はB/敏感、K/乾燥、AGE/エイジングケア
美白だけでなく、【うるおい】×【抗肌荒れ】に着目した処方で肌にハリ・うるおいを与え、バリア機能を育てて、健やかな肌へと導くために開発されたスキンケアです。

肌あれ予防美白効果のための「トラネキサム酸」・3種のセラミドコラーゲン・ヒアルロン酸、スクワラン、トリメチルグリシン(保湿成分)を配合。低刺激で、トライアルキット(980円税別)もあります。

シャネル ル ブラン クリーム TX

美白有効成分TXCがメラニンの生成プロセスにアプローチし、紫外線などの外的刺激を受けた肌にも白く澄んだ輝きを与える薬用美白クリーム。2 years パール エキスがみずみずしいうるおいで肌をしっとりと包み込み、肌の内側から明るい透明感をあふれさせます。

TXCというものが、トラネキサム酸セチル塩酸塩。
トラネキサム酸を塩化した化合物になります。

シャネルでは、このトラネキサム酸セチル塩酸塩は、一般的なトラネキサム酸に比べて美白効果の持続力と浸透力が優れており、トラネキサム酸の誘導体にあたるものだとしています。

まとめ

トラネキサム酸の美白効果についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?美白を叶えるためには、トラネキサム酸を薬として服用したり、スキンケアとして塗ったりと、さまざまな摂取方法があります。

飲むトラネキサム酸はまだまだ値段が高い様ですが、塗るタイプですと、意外とお求めやすいものも多いようです。美白したい場合に、ぜひお試しください。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ